枯れリーマンの蒔く釣る走る

サンデーファーマー兼アングラー兼ライダーです

2015/05/01 マゴチ@一ノ瀬丸=金沢八景

再び一ノ瀬丸=金沢八景である。

何となく前から気になっていたマゴチにチャレンジしてみようと急に思い立った。
小学校の頃の海釣りでは定番の外道だったコチ。知らなかったけど、本名はメゴチでそれほど大きくはならない。私の釣った最高でも25㎝位だろうか。表面がヌルヌルしていて気持ち悪く、釣れるとその辺に放置されて干涸らびてしまう哀れな魚だった。ただ食味はよく塩焼きにすると外見からは想像できない旨味があったことを思い出す。
翻ってマゴチ。どう違うのか調べてないけど、なんと60〜70㎝にも達するという。江戸前食材では高級魚として名を馳せ、専門の釣り船も多数出ている。小学生の頃の私が聞けば、あの魚をわざわざ船釣りするのかと?マークが飛び交ったに違いないが、そこはマとメの違いが大違い、釣り方も様々工夫された堂々たる釣り種目なのだ。小学生の知識を脱する意味でもチャレンジした。
釣り方はサイマキを餌にした泳がせ釣り。仕掛けは三日月錘にハリス5号が1.5mでスズキ針にヒューズ?播き。市販モノなのでセットするだけであり、実にシンプル。釣り方も、深度8-18m位までで、仕掛けを落として底を取って、サイマキが底から少し浮いている状態をキープするため、仕掛け+潮に流される分を考慮し、1m程度を巻いてじっと待つ。時々(30秒に1回)底を取り直して再びじっと待つ。底の取り直しが誘いにもなるらしい。ひたすらそれを繰り返す。シンプルだけど何となく地味な感じもする。当たりが有っても直ぐには合わせない。マゴチは遅食いでヒラメ40コチ20の言葉もある通り、20秒数えないと合わせてはいけない。船長の出船前レクチャーによれば、最初の当たりでは仕掛けを送り込んでしっかり食わせ、、だいたい7秒後に聞き合わせをデッドスローで行い、まだ弱い引きなら再度送り込んで、また聞き合わせる。竿の胴に乗るような強い引きがあったら、いよいよ合わせ。針先をコチの口内で立てて引っ掛けて、しかるのちに貫く!といった感じで合わせるのが良いらしい。音にすると「ぐ、ぐぐぐ、ビシ!」ってとこか。
そんな音が聞こえれば良いが、アタリがなければかなり地味な釣りである。イカのような仕掛け回収や仕掛け変更、捌いて船上干し、沖漬け、お祭り解き、といった作業ほぼ無い。水深が浅い分楽だけど、シンプル動作を繰り返す修行的なイメージの釣りである。
さて、7:15出船と言うことで、家を5:10に出て宿には6:00に着く。(因みにまたスクーターで下道。前回と道が違い環状2号−打越交差点で金沢釜利谷道路を経由した。釜利谷道路は信号が多く朝は16号の方が早いかもしれない。)
船宿の席札は既に1/3になっている。 皆さん出足速い!右舷の5連続で空席があり、左舷は1席のみ。利き手を考えると左舷なのだが、何と無く5連続席の真ん中を鷲掴みにしてしまう。これが不幸の始まりとも知らず。。。
代金を払う。割引きで8500円。仕掛け一式で550円。三日月錘は初めて見た。船に陣取るとまぁ狭い。膝小僧がヘリにくっつきそうだ。しかも両隣がかなり接近している。但し、仕掛けがシンプルだし、釣れた魚は一旦船の生簀に仕舞うルールのため、皆さんタックルボックスやクーラーは船の収納区画にしまいこんでおり、最終的には周辺に荷物は何もない状態となった。私もクリアケースのみで後は弁当を食べるときにリュックを出してきたぐらい。何しろタモ入れに船長が走り回るので、障害物があってはいけないのだ。
最終的に18人の釣り手で出船。小型船に18人はきついが荷物を片すと案外慣れる。
まず大貫から攻める。なーんも反応無し。30分くらいで移動。そこではバタバタ数匹が船中に入るが、右オオドモと左ミヨシの人のみで、周辺に動きはない。
 
書きかけて放置してしまい、詳細不明になってしまったが、地味な竿の上げ下げを延々繰り返し釣れたのはエサのエビ?だけだった。あたりもなし。フグとイカが何度か引っ張ってくれたが、ぐ、ぐぐぐ、ビイシィ!ってな快音は響かず、隣の座のおじさんと苦笑いの納竿だった。オオドモの人と私が迷った札をとった左舷胴の間の人が快音を連続していた。。。あぁあの札取ってれば~といっても後の祭り!!
オオドモのおじさんが小物をおすそ分けしてくれるという。一匹頂いた。夕飯は何とか誤魔化せそうだ。
 
リベンジを誓い金沢八景を後にした。リベンジリストがだんだん分厚くなってきた。。。