すでに乗船歴6回。2週間前にも来てる光三丸。前回も前日の釣果が抜群だった。今回もそう、前々日から100近く上がっている。
すでに束釣りは目前と意気上がる私の他、乗船希望客も全員そのようでまだエンジンもかかっていない船の周りに準備万端揃っていて、船長が今日は皆さん早いなぁと苦笑交じりに呟きながら出船準備を始めていた。
5:30集合、6:00出船の予定が、5:35分には既に船は港を離れている。イカが付いてこれるか心配だ。
不安要素は本日満席であること。片側9名となかなかの混雑でイカ船にしては両となりが1.5mくらいしか離れていない。しかも私の左隣はどうも初心者のようだ。後に船釣り自体が初めてっぽいと分かったがその時から何か不安げでオドオドいている様子だった。隣に上級者らしき人がいるが、こんな混む日に全くもう！しかも隣にくるわが身の不幸を呪う。
最初の数回はそれでも順調だった。2投目でダブルゲット。その後シングルが1回続く。まぁまぁかなと思いつつ周りを見ると、二週間前にもいた直結20連射の人がまた右ミヨシに陣取っており、既に7杯程度上げている。その時はまだついていけるかなと思っていたが、9時過ぎまで当たりなく、そこから恐怖の速潮が始まった。
今日は大潮。普段以上の干満差から発生する潮の流れは隣近所の仕掛けを容赦なく絡ませる。
最初はサメだった。明らかに出ていたイカの引きにほくそ笑んでいると30mほど上げたあたりで急に無くなる。それどころか引いていないと竿がまっすぐになってしまう。祭りかな？と思いつつ引き上げるとツノの間でラインが切れている。作ったばかりの仕掛けで結び目でも無いところでいきなり糸が切れるはずがない。恐らくサメの横取りだろう。幸い一番下のツノだけだった。ラインと錘をつけなおして再投入。
がしかしすぐにその仕掛けはダメになった。買ったばかりの14㎝ツノ直結9本（元10本）が隣のブランコにぐしゃぐしゃにされる。
その後も軽いお祭りは続くのだが、隣のぼんくらは何も分からないようで、何もしないし、しても役に立たない事ばかりする。そのたびに私かその隣の上級者や船長が解いてやるのだが、どうしようもなかった。
結局仕掛けは4セット全壊。釣果は5杯止まり。バラシはその倍はあった。上げている途中で急にプツンという感触があり軽くなる。
トップは例の20連射の人でそれでも28杯。全体的に渋い一日だった。
太刀魚の人も「釣果は聞かないで～」だし、キスのTGさんも渋かったと言っていた。
前日、大潮の日は0-100ですとか言っていた人がいた。当たり外れが大きいらしい。悪い方の目が出たか～～～。
残念。
